ハリウッド映画になった日本のライトノベル、「オール・ユー・ニード・イズ・キル」。
アニメに続いて日本のライトノベルのクオリティの高さを世界に知らしめた作品でした。
作者の桜坂 洋さんはどんな人なのでしょう?
桜坂 洋さんデビューからここまで
桜坂 洋さんがライトノベル作家になったのは2003年から。1970年生まれですので33のときから作家になったようです。
最初の作品は第2回集英社スーパーダッシュ小説新人賞での最終選考作「魔法使いのネット」を改稿した「よくわかる現代魔法」でデビューしました。
第16回SFマガジン読者賞を受賞しています。どうやら受賞して順調にデビュー、というるーとではないようです。
それから集英社スーパーダッシュ文庫で「オール・ユー・ニード・イズ・キル」を発表。
ハヤカワ文庫で「スラムオンライン」という作品も書いています。
どちらかというと、ライトノベル作家というよりは、ライト文芸よりの人なんだと思います。
作品数はそんなに多くありません。その中でも出世作は、やはり「オール・ユー・ニード・イズ・キル」です。
映画に出てくる立体装置を実際にしょってみたこともあるそう。40キロくらいあり、歩くのがやっとだったのだとか。
そんなのを背負ってトム・クルーズは走ってるんですね。すごいですね。
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アニメとゲームとライトノベル
まるで今の日本になにかの中毒のように広がっている、アニメとゲームとライトノベル。
若い年代が本を読まない、というさなか、1900年代の末に登場したのがライトノベル。
その軽い読みくちと若年層向けの内容に一躍大人気になりました。
それまでのゲームの世界観を小説にしたようなライトノベル。アニメ業界からゲーム業界へ流れていた人の波が、それを期にアニメに戻ったともいわれています。
かくいう私も、2000年頭にはゲーム会社でグラフィックデザイナーをしていました。
当時はノベルゲームが主流で、PSなどでは1000万円くらいかかるゲームの開発費を、パソコンゲームに特化することでコストダウンをしていました。
「18禁パソコンエロノベルゲーム」が全盛の時代でしたね。エロゲーはグラフィックが命なので、仕事は正直ハードでしたが、大変楽しかったです。
その流れで、現在の「絵師」が生まれてきました。
そんな流れの中ライトノベルを描き続ける桜坂 洋さん。こんな作家さんになってみたいですねえ。
まとめ
日本の文化の中で重要なパーツであるライトノベル。それが世界的に評価を受けたのは大変いいことだと思います。
今後のライトノベルの方向や、クオリティの指針になっていくでしょう。
こうしたことがたくさん起こるといいですねえ。
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