福井正憲ふくいまさのり、福寿園の伊右衛門をヒットさせたストイックな伝統・カンブリア宮殿

いまやCMで見ない日はない、京都福寿園のペットボトルのお茶、伊右衛門。

急須で入れたようなおいしさを持ちながら、リーズナブルな価格で大ヒット商品になりました。

その影でストイックに会社を守ってきたのが、社長の福井正憲さんです。

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福井正憲さんの福寿園

福寿園の歴史は古いです。220年前に創業しました。

京都の交通の要所にあり、当時からお茶一筋でやってきたのが福寿園。

京都では有名で知らない人は居ないと言います。そんな福寿園のお茶を全国区にしたのが、福寿園監修のペットボトル飲料の「伊右衛門」。

福寿園を守る福井正憲さんは、大変ストイックな会社経営をしています。

「今日の利益より明日の利益のために働く」「選択肢が2つあったら、どちらも正しい」そうした理念の下、お茶を作ってきました。

最初にサントリーから「ペットボトルを作りませんか」という話があったときは、断ったそうです。

しかし、福寿園は日本で初めてお茶屋さんなのに缶のお茶を出した会社。福井正憲さんはサントリーの熱意に打たれてペットボトルのお茶製品への進出を決めました。

「伊右衛門」というのは、福寿園の創業者の名前。失敗は許されない賭けでした。

ただひたすら、会社を存続させる、ということを最優先にしてきて220年続いた福寿園。その社則は大変にまたストイック。

福寿園社是
信用を蓄積しよう
得意先を蓄積しよう
技術を蓄積しよう
人材を蓄積しよう
資本を蓄積しよう

これは「蓄えよう」という会社の方針。

つもり十訓
多いつもりで ないのが分別
あるつもりで ないのが財産
ないつもりで あるのが借金
深いつもりで 浅いのが知恵
浅いつもりで 深いのが欲
高いつもりで 低いのが見識
低いつもりで 高いのが腰
儲けるつもりで 損するのが商売
飾るつもりで 剥げるのが嘘
隠すつもりで 顕れるのが悪事

これが福寿園を支えてきた「つもり十訓」。

これだけのことをしっかり蓄えて育ててきたからこそ、伊右衛門の成功があったのでしょう。

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お茶つくりには人が出る

私の家も、関東では有名な茶どころです。子供のころに社会科見学でお茶つくりをしたことがあります。

面白いことに、お茶には人が出ます。どんなに機械化しても、マニュアルを作っても、お茶を好きな人と嫌いな人の作ったお茶は、味が全く違います。

この福寿園の福井正憲さんは、きっと家庭環境もあり、子供のころからお茶をたくさん飲んできたと思います。

そして、いろんなお茶の味の違いをしっかり知っている人なのだと思います。

ペットボトルにしても、崩れない味のお茶を作るためには、革新の中にも伝統を守る心というのがきっと絶対に必要だったのでしょう。

それを福井正憲さんは知っていたのではないでしょうか。

急須離れが激しい現代ですが、やっぱり緑茶が好き、という人は多いものです。

売り込みに行くのではなく、自然と手に取ってもらえるようなものを作ればいい、そういう経営理念も、きっとそんなところから生まれているのではないでしょうか。

まとめ

京都のお茶の名門、福寿園。それを守る福井正憲さん。

戦略やマーケティングも確かに大切ですが、それ以上にクオリティを追求した伊右衛門だからこそのこれだけの成功だったのではないでしょうか。


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