セロデパスコ・ペルーの第2の都市で深刻な鉛中毒を起こした穴のある都市・ザ!世界仰天ニュース

南米ペルーの第2の都市、セロデパスコの真ん中に大きな穴が開いた。

 

その大きさは、東京タワーを飲み込むほどの大きいもの。

 

地下資源が豊富な交通の要衝ペルーに起きた悲劇についてご紹介します。

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セロデパスコの穴

南米のペルーは、昔から交通の要衝として発展してきた国です。

 

世界で一番標高の高い鉄道が敷かれ、地下資源も豊富でした。

 

そんなペルー第2の都市セロデパスコも、そうした地下資源の豊富な土地でした。

 

あるとき鉱山を管理する企業「ボルカン鉱山」が、セロデパスコの地下に大きな亜鉛と鉛の鉱脈を発見します。

 

それまでトンネルで掘っていた鉱山を、露天掘り、という地上からすり鉢のように掘っていく方法に変え、今ではその穴が縦1600m、横800m、深さ400mという巨大なものになってしまいました。

 

元々セロデパスコは歴史的な建築物などのあった活気のある町でしたが、その穴によってすべてが飲み込まれました。

 

村が沈み、周辺の住民たちには深刻な鉛中毒が発生しました。鉛中毒は子どもの知能を低くし、回復しません。高濃度に汚染されると呼吸困難などで死亡します。

 

それでも裁判所は、このセロデパスコの採掘を認める判決をしました。住民は、「死にたくなければ引っ越せ」という状態になってしまいました。

 

誰も責任を持たない鉛中毒の健康被害。企業は「国と地域の問題」として責任を取りません。

 

あまりにも悲惨な状態で、セロデパスコは世界で一番鉛に汚染された地域となったのです。

 

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発展途上の問題

この事例で、裁判所が企業に採掘を認めたのは、ペルー全体の発展途上の経済を低迷させたくないからでしょう。

 

似たような事例は日本にもありました。

 

イタイイタイ病です。企業の産業廃棄物が川に垂れ流され、その川の水を生活用水にしていた地域の人たちが、重鉱物に汚染されました。

 

国はなかなか地域の人たちの声を聞きませんでした。現実に健康被害が起こっているのに、この問題を放置したのです。

 

企業も責任はない、因果関係がないとして人々を無視して産廃を続けました。

 

それがより被害を拡大しました。

 

日本の事例でもあるように、そこにあるのは国全体の経済成長が低迷しないようにしたこと、そして利益をなによりも優先させたことです。

 

ペルーのこのセロデパスコの穴の事件は、日本人にとっても乗り越えてきた辛い過去を思い出させます。

 

まとめ

住民の健康より国の経済成長が優先する。そのような価値観は、これから伸びてくる途上国にはまだ残っている考え方です。

 

先進国である日本は、その愚かさを知っているはず。そうしたことを世界に向かって発信していくことが必要なのではないか、そう感じる事件です。


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